肝臓の超音波検査映像にからの腫瘍及び肝内物体の検出

肝がんのスクリーニング検査の一つとしてよく超音波検査が用いられている。

超音波検査はCT検査やMRI検査と比較して非侵襲性で簡便に実施でき、リアルタイムに肝臓を観察可能な検査方法である。

ただ、肝臓の超音波検査から正確に腫瘍の所在地の把握や小さい腫瘍を見逃しなく発見するには、医学的知識だけでなく熟練の経験が求められる。

研究室では肝臓の超音波検査をサポートするために肝臓内の腫瘍及び血管等を検出することで医師の超音波検査を支援するシステム開発を行っている。

深層学習をベースとして検出モデルを構築しておりリアルタイムに肝臓の超音波検査映像から腫瘍、グリソン鞘、下大静脈、下行大動脈、肝静脈を検出することができる。